2010年の振り返り

新年あけてから随分たちますが、自分の2010年をいくつかのテーマで振り返ってみようと思います。
それでは早速。

appengine

今年一番楽しませてもらった分野。すごい人ばかりなので自分がいていいのかという気持ちにもなりますが、今年1年かなり情報や知識をインプットしたので、そろそろアウトプットのタイミングかな、なんて思ってます。(お仕事でできるのがベストですけどねぇ・・・)。
あと、appengineにとっての2010年は、トップエンジニアの方々が内部的な動きを解明し、ajnやtwitterの情報を通して、今ある機能のベストプラクティスがでそろってきた年だと自分は感じています。道はできているので、2011年はappengineにチャレンジするいいタイミングだと思います。



Hadoop

なぜかあの伝説の屋形船にのることのなった、以上(笑)。
まあ、概要を知らないのはエンジニアとしてまずい、ということで情報収集と理解につとめた。知識はクラウド系の理解でも役にたつことがあるので、専門でやっていこうという人以外も学んで損はないと感じた。
引き続きアンテナをはって行こうと思う。




構成管理

今年は、redmineをうまく活用できないプロジェクトをヘルプをして、立て直すなんてことがあった。うまく使いこなせない人たちをみて、プログラマの思索に出会う前の自分を思い出して懐かしいと思うと同時に、どう使うべきかという話ができる自分に成長を感じたりしました。
そんなわけで、次はgitで分散管理して、トピックブランチも華麗に使いこなすなんてステップを妄想していたわけだったんですが、諸事情によりお仕事で使えない状態になってしまいました。なので、プライベートでなんかアプリ作って構成管理しないと駄目かな、って状態です。。。




Flex

コーデリングのスキルとしては、今年一番身に付けた分野。サンプル的な画面を作るのは結構簡単なんだけど、メニューでいくつも画面遷移するような構成とかにすると、ViewStackと戦うはめになって結構大変なことがわかった。一から作ろうとすると、イベント伝播とコンポーネントのライフサイクルの管理で死ぬことになる(少なくとも自分の技術力では厳しい)。
ここら辺をMate(マテ)というフレームワークを使うことである程度スッキリした形で作れる感触をつかめたので、なんか作ろうと思えばいけそうな感じ。
次のステップとしては、Progressionというフレームワークが良さげなので、そちらも試してみるか、AIRでなんか作ってみるか、って感じなんだけど・・・いい加減、javascriptから逃げ続けるのもどうかという思いもあるので、2011年は特に目標を定めない。スマートフォンの開発環境についてだけはアンテナを貼る予定。



勉強会

ajnとBPStudyを中心にhadoop、構成管理、PHPFlex関連に参加。
これらの勉強会から得たものは非常に大きいと感じているので、今後も継続したい。


Twitter

本格的に使い始めたのは今年。最初はひがやすおさんのappengineの公開リストを毎日読むところから始まった。
最初は、appengineクラスタの人達の議論を楽しく眺めていただけなんだけど、ajnやahackに参加してつぶやいたりしているうちに、そういえばこのid見たことあるって感じでクラスタの方々に認識してもらえた。
懇親会でも、フォローしていれば話題に困らないし、kashisanってアーセナルファンなんですよね、なんて相手から話題をふられることも。
このおかげで懇親会に参加しやすくなったので、ほんと始めてよかったな、と思います。



ブログ

勉強会参加してノートをとる→togetterのまとめ見る→他の人のブログをみる→ブログ書かない
という流れができつつある(下書きまで書いて公開していないもの多数)。
togetterのまとめがなかったり、ブログ書く人が多くない場合のみ、書いているので結果的によく参加している勉強会のブログがないという状態に。勉強会をメインに書いていましたが、ブログの役割自体を見なおす必要がありそうです。
で、まあ、見直し案のひとつとして、振り返りをしてみてはどうだろうかということで、この文章があったりします(笑)。



お仕事がらみ


ここについては、少し長いスパンで振り返ることにします(具体的には2008年〜2010年の期間)。


2008年は、PCと携帯のECサイトの運用管理をお仕事でやることになり、PMを担当した(某一部上場会社の全撤退により、このお仕事がまわってきた・・・いままで2次請けがおおかったけど、これは1次受け)。これまではプロジェクト管理っぽい仕事をすることはあったけど、あくまで開発ありき。そんなわけで、この年はいわゆるプロジェクトマネジメントに専念。コードを書かない1年となった。まあ、これまでに開発チームのここまで権限もらえたことがあったわけではないので、経験としては非常に大きかったし、多くのことを学べたと思う。自分がマネジメントする場合はこういう風にしようと考えていたことも実践できたし、実践からしか学べないようなことも身につけることができた。内外ともに非常にいい評価はもらえたし、大きな1年でした。
ただ、今になって思うと、コードを書くことに対する意識が変わりすぎたとも感じます。この年に結婚しているので、プライベートも忙しく、環境の変化も大きかったというのもあるけど、いくらなんでもコードを書かなさすぎましたね。(あと、人生初のネットゲームにはまりすぎたという要因もあるか・・・)。
当時の自分に何か伝えるとしたら、少しでもいいからコード書くように、と言いたいですね。


2009年は、2008年にお世話になっていた会社がBtoCから完全撤退し、BtoBに専念するということで、その後始末に協力。その後は自社で請負メインでお仕事って感じでした(その間、営業っぽいお仕事も)。
この年は、BtoC撤退のおこぼれみたいな感じで、エンドユーザー相手に直接お仕事できたのが大きな出来事で、提案から、見積もり、納品まで通してやることができました。ここは正直うまくいかないことも多く、エンドユーザーと直接話をする難しさを感じました。とりあえず、営業的な交渉は改善の余地ありということがわかり、いい経験になったと思います。
2010年は、夏までは引き続き、自社で請負のお仕事。で、夏からは派遣っぽいお仕事をすることに。みんな不況が悪いといえばそれまでなんですが、5年前ぐらいに前の状況に戻ってしまいました(2008年は例外として、2005年ぐらいからは派遣っぽいお仕事ではなく、請負の仕事メインでやっていました)。
ここ5年ぐらいの自分の仕事は、自力で切り開いてやっていた感じなんで、今の状況が『自分の会社の普通』なわけなのですが、いざやってみるとギャップの大きさに苦しみます(主に意識面で)。いろいろ消化できていないことが多いので、この解消は2011年の課題ですね。




という感じに、いい感じで振り返えれたので、KPT法もどきでまとめてみます。
Keepは継続すること、Problemは問題があるので改善すること。新しくチャレンジすること(振り返りとは関係ないものあり)

Keep

  • ajn中心に勉強会に今年と同じぐらい参加
  • hadoop関連の情報にアンテナをはる

Problem

  • ブログの役割を見なおす
  • コーディングの時間を増やす
  • お仕事のもやもやを解消

Try

はじめての試みでしたが、自分の感覚より2010年の収穫はたくさんありました。
客観的に現状が確認できてよかったように思います。
今後も続けていきたいですね。というわけで、2011年中に振り返りのブログ記事を書くのは裏目標かな(笑)。