redmine勉強会に参加してきました−完璧なRedmineなど存在しない

4個目のプレゼンは、id:junoさん。
プレゼンの資料はこちらです。

自社の実績

  • 2008.10〜
    • 18プロジェクト
    • 1696チケット
    • 22ユーザー
      • 1つのプロジェクトが大量にチケットを登録しているなど、かたよりがあるとのこと

なぜtracをやめたか

  • 管理画面の機能が貧弱
  • Pythonが拡張しづらい
  • 開発の停滞感

移行にあたってやったこと

  • マニュアルを作成(pdfで30ページ)
  • 段階的な導入
  • 積極的な要望の吸い上げ
  • 自分が率先して使う

段階的な導入

  • Tracとの並行運用
  • 新規のみredmine
  • 既存のプロジェクトはTracのまま
  • TracはRead onlyで残す

積極的な要望の吸い上げ

  • wikiの記法をマークダウンの拡張に

CSVで一括インポート

  • PMからの要望(excel派)
  • テスト項目をチケット管理する際は特に欲しい
  • redmine_importerがすばらしい(日本語化してアップした)

楽しく利用できる工夫

  • ユーザアイコン
  • gravatarを利用する
  • メールアドレスをgravatarに登録する必要がある(社内だと厳しい)
  • local avatars pluginを利用する
    • でも、管理画面からしか画像を登録できない
  • グラフィカルなプラグイン(gompertan)
  • スニペット共有プラグインredmine_codebook)

パッチのプラグイン

  • 通知メールのsubjectを変更する(長いと文字化けが発生するケースがある)
  • チェンジセットのコミッタ名を整形する



実際にredmineの導入を推し進めていった経験についても語ってくれたのですが、なんかものごとを前に進むパワーみたいなものを感じましたね。
こういう人が「redmine使いましょう!」って言ったら、関係者も使うんだろうなぁ、って感じです。
組織でこういったツールを導入するには周りの人も巻き込んでいくパワーを持った人が必要だよなぁ、なーんてプレゼンを聞きながら思ってました。

個人的には、孤独に使うのもステキだと思うんですけどね(笑)。


あと、プラグインについても参考になる情報がたくさんありました。
こういう話を聞くと「自分もプラグイン導入しよう!!!」という気持ちになりますねー

いきなり運用しているredmineに適応するのは怖いので、プラグイン検証環境作ってみようと思います。